千曲川下流流域
林業活性化センター

私たちは森林を育て守り、
学びと遊び、心の安らぐ空間を
提供する事業に
取り組んでいます

千曲川下流流域林業活性化センターと林業体験学習プログラム事業

当センターは長野県北信地域の林業関係者が集まって当地域の林業活性化を目指し活動しています。その中で都市部自治体の皆様を対象に、森林環境譲与税をご活用いただき、長野県の豊かな森林の中で様々な体験プログラムを実施して頂く事が出来る事業を開始いたしました。 下記の「プログラム提供までの流れ」をご参考にお問い合わせください。

新着情報

2021.12.01
ホームページをオープンしました。

プログラム提供までの流れ

①お問合せ
プログラムご参加内容に合わせて当センターにお問い合わせフォームよりお問合せいただきます。
②問合せ内容を調整
お問合せ内容に合わせて実施可能な団体と調整します。
③実施内容に合わせた団体をご案内
調整で来た実施可能団体をご案内させて頂きます。
④メール・FAXでお申し込み
実施内容についてご了解いただきメール・FAXにてお申込みいただきます。
⑤申込内容を連絡
お申込みいただいた内容を実施団体に連絡し、準備をお願いいたします。
⑥申込内容の打合せ・実施費用の確定
直接プログラムについて打合せいただき、内容の詳細や費用面での調整を行います。
⑦森林環境譲与税を活用して支払い
当プログラムは森林環境譲与税を活用していただく事を前提にしております。
メールアドレスでお申込み下さい。info@morihatomodachi.jp
FAXでお申込み下さい。026-219-2930

プログラムのご案内

市町村等の自治体向けに、千曲川下流地域でできる林業体験や森林・林業学習の主な内容をご紹介します。
森林環境譲与税を活用し、自然豊かな当地域へお越しください。

体験メニュー

森林づくり等を通じ、自然を身近に感じ、
理解を深めることができます。

(1)
  • 木を植える
  • 実施時期:春、秋 森には、自然に種が落ちて大きく育った「天然林」と人の手で苗木を植えて育てた「人工林」の2種類があります。木を植える事は何十年も先の姿を思い描く事ができ、自然の営みと自分たちの活動を重ね合わせながら夢を膨らませる事が出来ます
    (2)
  • 草を刈る
  • 実施時期:春~秋 苗木は植え付けたらそれでおしまいではなく、手をかけて育てていく事が必要。育てるために、苗木の周囲に生えた雑草を刈り取り、成長を促すための作業です。
    (3)
  • 枝打ち
  • 実施時期:春、秋 枯れた枝を切り落とす作業で、価値の高い木材を育てるための大事な作業となります。結果、森が明るくなり日差しが心地よい空間を作ります。
    (4)
  • 除伐
  • 実施時期:春~秋 森を観察するだけでなく、その成長に積極的にかかわることによって、より自然を身近に、森林を大切に考える気持ちを育みます。
    育てたい木以外の自然に生えてきた木をなたやのこぎりで切る作業です。
    (5)
  • きのこづくり
  • 実施時期:春~初夏 きのこは森の掃除屋さんです。木や落ち葉を栄養にして生きています。そんなきのこを栽培する事で、森の循環を上手に使った人の営みに気づくことができます。
    (6)
  • 森林セラピー
  • 実施時期:春~秋 自然豊かな環境と異なり、現代の人工的な環境での生活は人間に大きなストレスを与えます。森林セラピーはこのようなストレスを改善するという効果を持っており、人々の心を癒すといわれています。
    (7)
  • 苗木づくり
  • 実施時期:春、秋 森で拾ったドングリなどが芽を出して成長していく様子を観察できます。他のプログラム実施時に拾ったドングリを使用して継続的な取り組みを促します。

    見学メニュー

    プロの技術を見学し、
    林業の現状や新たな取組が理解できます。

    (1)
  • 木を伐る
  • 実施時期:冬季以外 実際の伐採現場にお邪魔し、伐採作業を見学していただきます。安全面には十分配慮した内容となりますが、迫力ある作業をご覧いただけます。
    (2)
  • 林業の機械
  • 実施時期:冬季以外

    ①立った木を伐るハーベスタ
    伐採、枝払い、玉切り(材を一定の長さに切りそろえること)の各作業と玉切りした材の集積作業を一貫して行う自走式の機械です。

    ②伐った木を集めるスイングヤーダ
    油圧ショベルににウインチを取り付け,ブーム・アームをつかって仮設のロープウェイの様に伐採した樹木を集める機械です。

    ③木を刻むプロセッサ
    林道や土場などで、集められた木の枝払いと長さの測定、玉切りを連続して行う自走式の機械です。

    ④木を運ぶフォワーダ
    ハーベスタなどで玉切りした樹木を荷台に乗せて運ぶ集積作業車です。トラックが入り込めないような山中で活躍します。

    (3)
  • 木材の加工(製材工場)
  • 実施時期:通年 山から運んできた原木を丸鋸(まるのこ)・帯鋸などの製材機械でひき切って角材や板材を生産する工場見学です。1本の原木が加工され、角材や板材に加工されていく様子をご覧いただけます。
    (4)
  • 木材市場
  • 実施時期:通年 様々な種類の木材が次々と競り落とされる木材の市場です。木材市場に運び込まれた大量の木材や、セリの様子を見学いただきます。
    (5)
  • 木質バイオマス発電所
  • 実施時期:通年 利用されないまま捨てられてしまうことも多い間伐材を燃料にした木質バイオマス発電は、再生可能エネルギーを使った発電方法。間伐材の有効活用以外にも「カーボンニュートラル」という考え方が当てはまる発電方法の仕組みを見学いただきます。

    ものづくりメニュー

    様々なものを手づくりすることで、
    木のぬくもりやものづくりの楽しさが実感できます。

    (1)
  • 木工、工作
  • 実施時期:通年

    ①巣箱づくり
    呼びたい鳥の大きさに合わせて材料を切り、組み立てる作業をおこないます。木工工作の基本的な道具の使い方や釘の打ち方を学んでいただけます。

    ②マイ箸づくり
    棒状にした材料をかんなで削りながら自分専用の箸を作る作業をおこないます。作業時間も短く、実際に使っていただく事もできます。

    ③コースターづくり
    小さい丸太を輪切りにした材料を使って自分なりの作品を作っていただきます。色付けや細かい枝を張り付けるなど、工夫を凝らした作品を作ってください。

    ④名札づくり
    輪切りにした丸太や小さい木片などを使用した名札を作ります。世界でただ一つの名札を作るプログラムです。

    ⑤すのこづくり
    板材を切り、釘打ちして製作するすのこづくりになります。きれいに作るために何が必要か、単純なものほどきれいに作るのは難しいものです。

    ⑥プランターづくり
    学校やご自宅で使っていただけるプランターを作ります。プラスチックに比べれば耐久性は劣りますが、環境にやさしい木材について学ぶことができます。

    ⑦食器づくり
    子どもたちでも扱いやすい竹を使ったプログラムです。竹特有の節を使ったカップやひしゃく、皿など身近な植物が資材として利用できることを学びます。

    (2)
  • 炭づくり
  • 実施時期:通年 花や木の実、割りばしなどを簡単な道具を使って炭にすることができます。炭焼きの原理を体験してもらい、その原理を知っていただけます。
    (3)
  • ミニハウスづくり
  • 実施時期:通年 ミニハウスは、木の温もりに触れながら木造住宅の構造などを知ってもらう体験用のキットです。組み立てに必要な道具と共に貸出しており、軽トラック1台で運搬が可能です。

    遊び・学習メニュー

    森林の中での遊び・学習を通じ、
    自然環境への興味が高まります。

    (1)
  • ネイチャーゲーム
  • 実施時期:冬季以外
    (ゲームの内容により異なる)
    食物連鎖について関心を引き出す「アニマルゲーム」や、たくさんの葉っぱを集める「はっぱ64」等、森とその仲間たちに興味を持たせる様々なプログラムを用意しています。
    (ゲームの内容により異なります)
    (2)
  • 木の身体測定
  • 実施時期:通年 身近な道具を使い、実際の木の高さや太さを測定する方法を体験します。
    (3)
  • 野鳥観察
  • 実施時期:通年 テレビや図鑑でもかわいい野鳥を見ることはできますが、実物を観察する事で本当の躍動感、質感、鳴き声など、生き物としての愛着を感じることができます。
    (4)
  • クイズラリー
  • 実施時期:通年 自然に関するクイズを解きながら、森林内を歩きます。体を動かすことで一体感が生まれ、会話を促すことで緊張をほぐすとともに森林観察を行います。
    (5)
  • ロープワーク
  • 実施時期:通年 ロープを使ってオリジナルな遊び道具をつくります。野外活動に必要なロープワークを習得し、立ち木や丸太へ使用するための工夫や様々なアイディアを引き出す狙いがあります。

    センターの概要

    組織の概要

    団体名
    千曲川下流流域林業活性化センター
    理事長名
    和田 智
    (長野森林組合 代表理事組合長)
    設立
    平成4年10月

    組織の目的

    当センターは、長野県北信地域の林業関係者が一体となり、森林の整備、林業の機械化、林業労働力の育成確保及び生産から流通・加工にいたる地域材の安定供給体制の整備など流域森林の整備と地域材の産地化形成を目的として設立されました。

    組織の事業

    1. 流域林業の活性化方針の策定
    2. 森林整備の推進
    3. 地域材の生産流通加工体制の整備
    4. 地域材の需要拡大対策
    5. 地域林業再生に向けた森林整備加速化・林業再生基金活用事業

    構成員

    千曲川下流流域の15の市町村、8の団体、合計23の構成員で組織されています。

    市町村(15構成員)

    長野市、須坂市、千曲市、坂城町、小布施町、高山村、小川村、信濃町、飯綱町、中野市、飯山市、山ノ内町、木島平村、野沢温泉村、栄村

    団体(8構成員)

    長野県森林組合連合会、長野森林組合、北信州森林組合、栄村森林組合、長野木材協同組合、高水木材協同組合、北信木材生産センター協同組合、長野森林資源利用事業協同組合